2020年03月09日

国立歴史民俗博物館(1)

2019.08.31(sat)

千葉県佐倉市の国立歴史民俗博物館の常設展を駆け足で巡ってきました。
此処はいつかまたじっくりと堪能しに来たいものであります。
二,三時間ではとても時間が足りません。

P8311026_R.JPG
遮光器土偶の複製。
改めて実際に観ると本当に格好いいですねえ。
アラハバキ神との関連はあるのかないのか。

P8311030_R.JPG
ハート形土偶。
これもまた有名な土偶でありましょう。

P8311035_R.JPG
鎧を纏ったかのように見える土偶。
土偶だけでもかなりの数が展示してあります。
此処だけで何時間でも過ごせてしまいそう。

P8311041_R.JPG
前漢から渡来した四神紋軒丸瓦。
描かれているのは玄武でありましょう。

P8311056_R.JPG
平安時代の呪術に使われていた呪いの人形。
素朴な風体が逆に恐ろしさを感じさせます。

P8311090_R.JPG
江戸時代に土産物として作られた孔雀像。
よく見るとそのすべてが貝で作られているのが分かります。
何と言うか発想の勝利でありますね。
posted by 森山樹 at 06:56| 展示

2020年02月20日

もののけの夏(2)

2019.08.31(sat)

P8310968_R.JPG
歌川国芳による〈神我志姫〉。
神我志姫とは『日本書紀』に見える神夏磯媛のこと。
周防の豪族で土蜘蛛を退治した人物です。
まあ,『日本書紀』では神夏磯媛の依頼で景行天皇が退治しているのですけれど。
このあたりの混同が如何にも伝承らしくて好き。

P8310971_R.JPG
袴垂保輔の幻術を描いた歌川芳艶の浮世絵です。
この幻術に惑わされて荷物を盗まれるのが藤原保昌と源頼光。
袴垂と藤原保昌の物語は『今昔物語』でも描かれます。
一説によるとふたりは兄弟であると言われます。

P8310973_R.JPG
金毛白面九尾の狐の退治の図。
これも歌川国芳の作品です。
九尾の狐の伝説は大好きなのですよね。

P8310977_R.JPG
これも同じく九尾の狐退治を描いた二代目歌川国久の浮世絵。
弊束からの照射で正体が明かされる場面が付加されています。

P8310985_R.JPG
源頼光とその四天王との土蜘蛛退治。
右下の坂田公時が巨木をもって土蜘蛛に対峙する構図が好き。
蜘蛛の頭部に写実性があるのは博物学の影響だとか。

P8310989_R.JPG
此方は化け猫。
これもまた大好きな妖怪であります。
御簾から化け猫の顔が覗く構図は人気があったのだとか。
posted by 森山樹 at 06:18| 展示

2020年01月26日

もののけの夏(1)

2019.08.31(sat)

P8310937_R.JPG
千葉県佐倉市の国立歴史民俗博物館の「もののけの夏」を鑑賞してきました。
国立歴史民俗博物館は以前から行きたかった博物館のひとつ。
常設展示は駆け足での鑑賞になりましたが,まさに魔境でありました。
時間が幾らあっても足りません。
此方も記事に出来ればしたいものであります。

P8310942_R.JPG
狩野益信による百鬼夜行図。
付喪神たちの姿が実に可愛い。
怖い妖怪も好きですが,可愛い妖怪も悪くないものです。

P8310944_R.JPG
江戸時代の化物絵巻から犬神。
特に西日本に広く分布する犬霊の憑き物ですね。
蠱術によって制作する方法が知られています。
或いは人工的な呪霊と言えるのかもしれません。

P8310947_R.JPG
異形の姿が格好いい牛鬼。
愛媛県宇和島市の牛鬼伝承が有名ですね。
主に海岸に出没するというのが不思議です。
胴体に蜘蛛の要素も見えますが,土蜘蛛との混同もありそう。

P8310948_R.JPG
様々な妖怪が描かれた双六。
妖怪の存在が社会に浸透していた証左でもありましょう。

P8310952_R.JPG
鳥山石燕の「画図百鬼夜行」より姑獲鳥と幽霊。
どちらも女性の怪異として描かれます。
姑獲鳥は鳥としての要素を持っていないのが面白い。
幾つかの妖怪の混同の結果とも言えるでしょう。
posted by 森山樹 at 11:33| 展示

2020年01月06日

2020年 新春の御挨拶

あけましておめでとうございます。
新春のお慶びを申し上げます。

2019年から開始しましたが,2020年は本格的に更新を開始します。
まだまだ手探りの部分が大きいので,試行錯誤することになるでしょう。
ネタを探すのも地味に難しさを感じています。
早い段階で軌道に乗せて行きたいものであります。
改めまして2020年も“隠秘学徒の幻想曲”をよろしくお願いします。
posted by 森山樹 at 06:08| 告知

2019年12月27日

井上円了没後100年展(3)

2019.08.30(fri)

P8300322_R.JPG
今回の展示の目玉である天狗と幽霊の像。
本来は哲学堂公園の哲理門の中に収められているそうです。
今回は修復作業が終わったことを記念しての展示でした。

P8300314_R.JPG
「物質世界の不思議」を示す天狗の像。
写実的で実に格好いいです。

P8300315_R.JPG
足下が鳥の爪っぽいのがいいよね。

P8300319_R.JPG
「精神世界の不思議」を示す幽霊の像。

P8300321_R.JPG
古ぼけた感じが雰囲気を出していました。
哲理門の中に収められた姿を見たいですね。
posted by 森山樹 at 21:21| 展示